欧米人の観光客や移住者が急増中の魔女が住む島「シキホール」の魅力
約7000の島からなるフィリピンの中でもシキホールは異色の島。
400年以上前から魔力を持つ人が住んでいると言われフィリピン人も恐れる、別名「黒魔術の島」とも呼ばれている。
その一方、欧米人の観光客や移住者が急増中のシキホール。いったいどんな島なのか?
シキホール島日本親善大使を務める「原田淑人」さん協力のもと取材してきました!
原田さん(通称ダーマン)は、36年の教師生活を経て2004年にシキホールへ移住。
紛争地域を含め、3ヶ国での教師経験があり、信じがたいエピソードを多数保有。
現在シキホールで「ヴィラマーマリン(Villa Marmarine)」というホテルを経営。
自然が残るシキホールを巡る!!ここだけは訪れたい「観光スポット」。
シキホールは宮古島2つ分くらいの大きさで、1周約80Km。レンタルバイクか貸切トライシクルでの島散策も楽しい。
今回はトライシクルドライバー・ニオリートさんの案内で島巡り!(1日貸切:P1200)
バイク利用者は動物に要注意!さまざまな動物が自由に暮らしているため、道路に動物が飛び出してくることも珍しくありません。
無理に避けようとして転倒したケースもあるので、運転の際はスピードを落として動物に注意しましょう。
バルテの樹
自然の力が感じられる迫力ある樹齢400年のマングローブの木。
ふもとの泉には天然のドクターフィッシュスパが。魚に角質を食べてもらいながら涼を取って一休み。
ラシ教会
フィリピン最古と言われているラシ教会。スペイン統治下で広まったキリスト教と土着の宗教が合わさり、島独自の文化ができているそう。
カンブガハイの滝
木のツルに捕まってターザンのごとく飛びこんだり、滝からジャンプしたりと、滝壺ダイブが楽しめるアクティビティースポット。
※撮影日は雨の為、水が濁っていましたが、天気が良い日は綺麗で観光客や地元の子供たちにも大人気!
サラグドンビーチ
パーティーをするときに集う、島民憩いの場。カマドが設置されており、ここで料理をすることもできる。
この日は近所でフィエスタというとお祭りがあったため、大賑わい。高さ10~15mの飛び込み台からは、現地の若者たちが華麗にジャンプ!
ギワノン・スプリング・パーク
ツリーハウスが並ぶ。実際住んでいる人も。
魔女が住む島?様々な魔術を体験してみよう!
魔術1;人間の治癒力を活性化する「ヒーリング術」
シキホールには特別な力を持つ施術者「ヒーラー」が複数存在し、彼らが「魔女」の正体だ。
写真のカルメンさんは薬草を漬け込んだオイルで体をさするだけで体の悪いところを見つけてくれる不思議な女性。
過去には彼女に会うためだけに日本から訪れる人もいたという。
「先代から継承されている知恵によって人間の治癒力を活性化させるのがヒーリング。
魔術なんて怪しげなものではなく「おばあちゃんの知恵袋」に近いものだと思います」と原田さんは言う。
魔術2;魔女が作った惚れ薬、お土産に大人気のその名も「LOVE PORTION(ラブポーション)」
ビンには数種類の薬草が入っており、好きな香水を入れてエキスを抽出したあと手のひらにつけて意中の相手と握手すればOK。
実はこの薬、「人を引き付ける」ものでビジネスにも効果的。
「ヒーラーが僕の為に調合してくれたラブポーションを貰った途端にテレビの取材が来てお客さの数は右肩上がりになりました」と原田さん。
ラブポーションはお土産屋でも購入できるがヒーラーのアニーさんが作ったものこそが本物。
通常の香水として使用しても効果があるそうです。
魔術3;世にも不思議なヒーリング術「ボロボロ」を体験してみよう!
ボロボロはシキホールで有名なヒーリング術。
黒い石の入ったガラス瓶に水を入れ、ストローでブクブクと息を吹き入れながら瓶を患部にあてて行くと、悪いところは水が少しずつ濁ってくる。
健康な人は水が濁らないという不思議な現象が。
「特別なのは不思議な力を持つこの石と言われています。彼女はおばあさんから石を引き継いだ2代目のヒーラーです。」
本当にこの石に不思議な力が秘められているのかも?実際に試してみてはいかがでしょうか?
シキホール唯一の日本人経営!宿泊するならアットホームなリゾート『VILLA MARMARINE(ヴィラマーマリン)』がおススメ!
原田さんが経営する『ヴィラマーマリン』は世界最大の旅行ガイドブック『ロンリープラネット』でイチオシリゾートと紹介された人気コテージ。
画一的に整えられたホテルとは全く異なる温かな雰囲気が魅力。宿泊費用の10%はシキホールの子どもたちの教育支援に使われる。
5~10月の南風が吹く時期、海は湖のように穏やかに。
1時間程度でアポ島やバリカサグ島、スミロン島、ジンベエザメのポイントに行くことも可能。
お部屋のタイプ『コテージ 1』
「Cottage1」は、1階がダブルベッド、2階ロフトにシングルベッドが2つのファミリー向け。露天風呂完備。
お部屋のタイプ『コテージ2』
海に最も近いオーシャンフロントの「Cottage2」は、カッパドキアをイメージしたという最新作。
ウォシュレットも完備されているので日本人にも人気。
みんなのアイドル犬「看板犬のココちゃん」
看板犬のココちゃんが出迎えてくれます♪
バナナとモリンガのスムージー。モリンガは栄養価が高く“奇跡の木”と呼ばれるスーパーフード。
シェフはフィリピン人ながら優しい味つけで日本食もご用意可能。目玉焼きは島育ちの鶏卵を使用し、パンはホームメイド。レストランのみの利用も可。
16~23歳までの学生がスタッフとして活躍中。「勉強したい子たちをサポートできれば」と原田さん。
皆さん、魅力あるシキホールへぜひ遊びに来てくださいね♪
シキホールへの行き方
①バス+カーフェリー(合計565ペソ~)
「セブサウスバスターミナル」 ⇒ 「ドゥマゲッティ」 【バス(275ペソ)+カーフェリー(80ペソ)】
「ドゥマゲッティ」 ⇒ 「シキホール」 【船・エアコンなし(210ペソ)/エアコンあり(360ペソ)】
②高速船(乗継なし)1590ペソ~
「セブ港ピア1」8:00発 ⇒ 「シキホール」13:40着 【高速船オーシャンジェット・エアコンなし(1590ペソ)/エアコンあり(1990ペソ)】
※セブ⇒タグビララン⇒ドゥマゲッティ経由
シキホール行きのチケットは時期によっては入手出来ないこともあるので事前予約が安心。
スケジュールや金額、運航ルートは予告なく変更になることがあります。