2025年2月21日(金)、在セブ日本国総領事館主催の天皇誕生日祝賀レセプション(Japanese Emperor’s Birthday Reception)が、セブ市のNUSTARリゾート・Fili Balloonにて盛大に執り行われました。

この特別なイベントでは、天皇陛下が65歳の誕生日を迎えられたことを祝う機会となり、セブ市のレイモンド・ガルシア市長をはじめ、市の関係者やビジネス界の著名人、フィリピン観光省、セブ日本人商工会議所、セブ日本人会、主要経済団体など、多くの招待客が出席し、日本とフィリピンの友好を祝う場となりました。

会場の入口では、金の屏風の両側にフィリピンと日本の国旗が飾られ、松尾総領事夫妻が訪問者一人ひとりに温かく声をかけながら、記念撮影を行いました。総領事夫人は、淡いピンクの花柄の着物をエレガントに身にまとい、日本の文化を象徴する存在として多くの訪問者の注目を集めていました。

会場では、NPOセブンスピリットによる日本とフィリピンの国歌演奏が行われ、来場者たちの心を一つにしました。お料理では、日本食の寿司、刺身、天ぷら、小鉢などが振る舞われ、特に石川県の「加賀鳶」や泡盛、ワイン、焼酎など、各種の日本酒も楽しむことができました。また、入口付近には美しい盆栽や生け花が展示され、来場者たちに日本の伝統美を感じさせました。

さらに、2024年12月5日には、「日本における麹菌による酒造りの伝統的な知識と技術」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決定しました。この登録は、日本の伝統的な酒造りの歴史と文化的価値が世界的に認められたことを意味します。本レセプションでは、日本酒や泡盛、焼酎などの提供を通じて、この伝統文化の継承と魅力を紹介する場となりました。世界的な認知を受けたこの酒造りの技術は、日本文化の豊かさを象徴するものであり、参加者たちはその意義を改めて実感しながら、日本酒を楽しみました。

このような国際的な交流が進む中、在セブ日本国総領事館は日本とフィリピンの関係強化に貢献し続けています。今後もこのようなイベントが増え、両国の友好関係がさらに深まることを期待しています。