2026年7月最新のフィリピン入国・出国手続きを解説します。セブ島旅行・留学に必要なeTravel、パスポート残存期間、帰国便、ビザ、税関、ECCを、日本人旅行者向けにわかりやすくまとめました。
この記事では、日本国籍の旅行者・短期留学生・親子留学を予定している方を主な対象に、出発前の準備、マクタン・セブ国際空港などでの入国手続き、帰国時の出国手続きを順番に紹介します。「eTravelはいつ登録する?」「帰りの航空券は必要?」「パスポートの残存期間は6か月必要?」「留学でもビザなしで入国できる?」といった疑問も解消します。

観光・商用目的で30日以内滞在する場合は、原則として有効なパスポート、30日以内にフィリピンを出国する帰国・第三国行き航空券、eTravelの登録、滞在先情報を準備します。条件を満たせば事前の観光ビザは不要です。
| ビザ | 日本国籍は観光・商用目的なら原則30日以内ビザなし |
|---|---|
| パスポート | 日本国旅券は「残存6か月未満でも入国可能な対象国」に含まれます。ただし、乗継国・航空会社の条件も考え、残存6か月以上での渡航を推奨 |
| 出国用航空券 | 帰国便または第三国行き航空券が必要。ビザなし入国では30日以内に出国する旅程を準備 |
| eTravel | フィリピン到着前72時間以内に登録。無料。QRコードを保存 |
| 滞在先情報 | ホテル・寮・学校名、住所、連絡先をすぐ確認できるようにする |
| 短期語学留学 | 多くはビザなしで入国し、学校がSSPや必要な滞在延長を案内。申込先の学校へ事前確認 |
フィリピン入国の必要書類と基本条件
日本国籍は条件を満たせば30日以内ビザなし
日本国籍の方が観光や商用を目的にフィリピンへ渡航する場合、条件を満たせば30日以内は事前のビザを取得せずに入国できます。一般的なセブ島旅行のほか、短期のセブ島留学でもこの枠組みで入国するケースが多くあります。
30日を超えて滞在する場合は、フィリピン入国管理局(BI)で滞在延長が必要です。語学留学では、学校が延長手続きやSSP(Special Study Permit)を案内するのが一般的ですが、費用・申請時期・必要書類は学校によって異なるため、出発前に確認してください。
帰国便または第三国行き航空券は必要
ビザなし入国では、フィリピンから出国する有効な帰国便または第三国行き航空券が必要です。航空会社のチェックインカウンターやフィリピン入国審査で提示を求められることがあります。
帰国便が入国日から30日を超える場合、搭乗時に追加説明や30日以内の出国用航空券を求められる可能性があります。学校が案内する入国方法と、利用航空会社が認める書類を必ず事前に確認してください。
関連記事:留学費用や学校生活については、セブ島留学の費用・食事・施設を解説した留学ガイドも参考にしてください。
パスポート残存期間は「日本国籍の例外」を正しく理解
フィリピンの一般的な案内では、パスポートに「予定滞在期間+6か月以上」の残存期間が求められます。一方、日本はフィリピン入国管理局の運用命令により、残存期間が6か月未満でも、有効なパスポートで入国を認められる対象国に含まれています。
ただし、パスポートは少なくともフィリピン滞在中に有効である必要があります。また、利用航空会社や乗継国が独自の条件を設けることもあります。搭乗拒否や旅程変更のリスクを避けるため、実務上は帰国予定日まで6か月以上残っている状態での渡航が安心です。
日本国内で申請する18歳以上の10年用旅券は、オンライン申請8,900円、窓口申請9,300円になりました。18歳以上の5年用旅券は廃止されています。改定後の料金は、原則として2026年7月1日以降の申請分に適用されます。渡航直前の申請は間に合わない可能性があるため、残存期間は早めに確認しましょう。
入国審査で確認できるようにしておく情報
- パスポート
- 帰国便または第三国行き航空券
- eTravelのQRコード
- ホテル・寮・学校の名称、住所、電話番号
- 旅行または留学の日程
- 学校から指定された留学関係書類
スマートフォンの通信障害や充電切れに備え、航空券・宿泊先・学校情報はスクリーンショットでも保存しておくと安心です。
eTravelはフィリピン到着前72時間以内に登録

eTravelは、フィリピン政府が運用する渡航情報登録システムです。日本からフィリピンへ入国する旅行者は、到着予定時刻の72時間前から登録できます。個人情報、パスポート情報、便名、滞在先、健康情報、税関申告などを入力します。
登録は完全無料です。公式サイトは「etravel.gov.ph」のみで、アプリのダウンロードも必須ではありません。クレジットカード番号や登録料金の支払いを求めるサイトは利用しないでください。
eTravel登録から入国までの流れ
- 公式サイトへアクセスフィリピン到着前72時間以内に登録を開始します。
- 渡航者情報を入力氏名、パスポート番号、便名、到着日、滞在先などを、航空券・パスポートと一致させて入力します。
- 税関申告を入力到着者用の電子税関申告(e-CBDF)もeTravel内で行います。
- QRコードを保存登録完了画面のQRコードをスクリーンショットまたはダウンロードし、必要なら印刷します。
- 搭乗時・到着時に提示航空会社や空港係員から求められたら提示します。緑色QRは通常の手続きへ、赤色QRは追加確認へ進む場合があります。
入力後に誤りに気づいた場合は、入国当局による処理前であれば公式サイトの「Edit Registration」から一部情報を修正できます。
日本人旅行者はフィリピン出国時のeTravel登録が必要?
通常の日本人旅行者など、外国人旅客はフィリピン出国のための一般的なeTravel登録は不要です。eTravel公式FAQが出国登録の対象としているのは「出国するフィリピン人旅客」です。
ただし、外貨で1万米ドル相当超を持ち出す場合など、通貨申告が必要な人はeTravel内の電子通貨申告(e-CDF)の対象になります。制度変更に備え、帰国便のチェックイン前に航空会社の最新案内も確認してください。
日本出発前の最終チェックリスト
- パスポート:氏名・有効期限・破損の有無を確認
- 航空券:フィリピン出国便をすぐ提示できる状態にする
- eTravel:到着前72時間以内に登録し、QRコードを保存
- 滞在先:英語表記の施設名・住所・電話番号を保存
- 留学書類:学校の案内に従い、入学許可書などを準備
- 手荷物:預け荷物と機内持ち込みの重量・サイズを確認
- 通信:eSIM、SIMフリー設定、海外ローミングを確認
モバイルバッテリーや予備のリチウム電池は、原則として機内持ち込みで管理します。容量・個数・端子保護などの条件は航空会社によって異なるため、利用便の規定を確認してください。
フィリピン到着後の入国手続きの流れ

日本からセブ島へ直行する場合はマクタン・セブ国際空港を利用します。マニラやクラークなどで国内線へ乗り継ぐ場合は、通常、最初に到着したフィリピン国内の空港で入国審査と税関手続きを行います。
- 到着・入国審査エリアへ移動「Arrival」「Immigration」の案内に従って進みます。乗継便がある場合も、まず国際線到着の案内を確認してください。
- 入国審査パスポートを提示し、求められた場合はeTravelのQRコード、出国用航空券、滞在先情報を提示します。入国目的、滞在日数、ホテル名や学校名を答えられるようにしておきましょう。
- 預け荷物を受け取る「Baggage Claim」で便名に対応するターンテーブルを確認します。スーツケースの破損や取り違えを確認し、バゲージクレームタグは空港を出るまで保管します。
- 税関を通過eTravel内の税関申告内容に従って進みます。申告対象品や制限品がある場合は税関職員へ申告してください。
- 到着ロビーから移動空港送迎、正規タクシー、Grabなどでホテルや学校へ移動します。初めての方や深夜到着の方は、ホテル・学校の送迎を事前予約すると安心です。
現金・高額品・商用品は税関申告に注意
フィリピンへ持ち込む、または国外へ持ち出す外貨が1万米ドル相当を超える場合は、全額を電子通貨申告(e-CDF)で申告する必要があります。フィリピン・ペソは5万ペソを超える持ち込み・持ち出しにフィリピン中央銀行の事前承認と申告が必要です。
販売目的の商品、商品サンプル、個人使用の範囲を超える医薬品・化粧品・食品、高額な業務機材などを携行する場合も、出発前にフィリピン税関の最新ルールを確認してください。「旅行者の私物だから必ず無申告でよい」とは限りません。
フィリピン出国・日本帰国の流れ

国際線は、交通渋滞や保安検査の混雑を考え、出発時刻の3時間前を目安に空港へ到着すると安心です。航空会社が指定する締切時刻を優先してください。
- 航空会社でチェックインパスポートと予約情報を提示し、搭乗券を受け取ります。預け荷物の重量超過は空港で高額になることがあるため、事前購入できる追加手荷物も確認しましょう。
- 税金・空港使用料を確認短期滞在の日本人旅行者は、通常、Philippine Travel Taxの対象外です。空港使用料は航空券に含まれることが多いものの、航空会社・空港・券種で扱いが異なるため、予約明細と空港案内を確認します。
- 保安検査液体物、刃物、ライター、モバイルバッテリーなどは、利用航空会社と空港の規定に従います。
- 出国審査パスポートと搭乗券を提示します。外国人短期旅行者は、通常、出国用eTravelのQRコードを求められません。
- 搭乗ゲートへ移動搭乗ゲートと開始時刻は変更されることがあります。空港モニターと航空会社アプリを確認し、早めにゲートへ移動しましょう。
長期のセブ島留学で確認したいECC・Travel Tax
6か月以上滞在した観光・短期滞在資格者はECC-Aを確認
観光・短期滞在資格でフィリピンに6か月以上滞在した外国人は、原則として出国前にECC-A(Emigration Clearance Certificate)の取得が必要です。フィリピン入国管理局は、出国の少なくとも72時間前から申請でき、発行日から1か月有効・1回限り使用可能と案内しています。
6か月近い留学を予定している場合は、日数の数え方を自己判断せず、余裕をもって学校とフィリピン入国管理局へ確認してください。
Travel Taxは短期の日本人旅行者には通常かからない
Philippine Travel Taxは、フィリピン国民、課税対象の外国旅券保持者、およびフィリピンに1年を超えて滞在した非移民外国人などが主な対象です。一般的な数日間のセブ島旅行や数週間・数か月の短期留学をする日本人旅行者には通常課されません。
1年を超える滞在、永住・非移民ビザ、二重国籍、フィリピン人家族との渡航などは扱いが異なる場合があるため、TIEZAまたは利用航空会社に確認してください。
15歳未満の子どもが親以外と渡航する場合
15歳未満の外国籍の子どもが、両親のいずれとも一緒に入国しない場合は、WEG(Waiver of Exclusion Ground)が必要になることがあります。祖父母、親族、学校関係者などとの渡航では、事前にフィリピン大使館・入国管理局と航空会社へ確認してください。父母のどちらか一方と入国する場合は、この「親の同伴なし」には通常該当しません。
セブ島到着後を快適にする3つの準備
1.通信手段を出発前に用意
到着直後にインターネットが使えると、Grabの手配、ホテルや学校への連絡、地図検索に便利です。eSIMを利用する場合は端末が対応しているか、SIMカードを使う場合はSIMロックが解除されているかを確認しましょう。
関連記事:Grabや地図、連絡、フードデリバリーなど、現地で役立つアプリは、セブ島留学・旅行で便利なおすすめアプリ20選で紹介しています。
2.空港では当面必要な分だけ両替
空港の両替所は便利ですが、市内よりレートが低い場合があります。到着日の交通費など必要な分だけ両替し、残りは市内で比較する方法もあります。ATMでは、現地ATM手数料とカード会社の海外手数料の両方を確認してください。
関連記事:市内で両替する場合は、アヤラセンターセブにある両替所の場所と比較も確認しておきましょう。
3.到着日の移動を事前手配
初めてのセブ島旅行、親子留学、深夜到着では、ホテルや学校の送迎を予約しておくと安心です。空港でGrabを利用する場合は、アプリに表示される乗車場所と車両番号を必ず確認してください。
関連記事:Grab、タクシー、ジプニーの料金や安全性の違いは、セブ島の移動手段・料金・安全性比較ガイドで詳しく解説しています。
フィリピン入国・出国のよくある質問
Q.フィリピン入国にeTravelは必要ですか?
Q.日本へ帰国するときもeTravelが必要ですか?
Q.フィリピン入国にはパスポートの残存期間が6か月必要ですか?
Q.片道航空券だけでフィリピンへ入国できますか?
Q.30日を超えるセブ島留学でもビザなしで入国できますか?
Q.短期旅行でもECCやTravel Taxは必要ですか?
まとめ|必要書類を準備してセブ島へ
2026年7月現在、日本国籍の方は、観光・商用目的で条件を満たせば30日以内のフィリピン滞在に事前ビザは不要です。出発前に有効なパスポート、30日以内の帰国・第三国行き航空券、eTravelのQRコード、滞在先情報を確認しておきましょう。
日本国旅券にはパスポート残存期間6か月の例外がありますが、航空会社や乗継国の条件もあるため、6か月以上の余裕を持たせるのが安全です。長期留学では、SSP、滞在延長、ACR I-Card、ECCなどが滞在期間に応じて必要になるため、学校と早めに確認してください。









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