音楽を通じて日本とフィリピン間の絆をより深め、現地の方達とのふれあいや交流を目的とした音楽コンサートがセブ島の「マルコポーロプラザ・セブ」にて2023年12月21日に開催され、約60名が参加しました。
セブ市内を見下ろす高台に建つマルコポーロプラザは、高級感のあるモダンな内装とインテリアで落ち着いた雰囲気。入口ロビーには大きなクリスマスツリーが。
今回、フィリピンの子供たちが音楽とスポーツを通じて学び、子どもらしく遊べるように活動を行っている非営利団体「セブンスピリット」の現地の子供たちも参加し、クリスマスツリーの横で演奏していました。
その演奏に参加者のみならず宿泊客やホテルスタッフも耳を傾けていました。
そして今回のコンサートでは日本人ヴァイオリニスト千葉純子さんと若生麻理奈さんをお迎えし、有名曲「愛の挨拶」を含む計8曲披露。親子デュオ演奏はまさに圧巻!その美しい音色と表現力で会場全体を魅了しました。
千葉純子さんのプロフィール・経歴
桐朋学園高校、同大学を経て1988年より奨学生としてニューヨークのジュリアード音楽院に留学し、ドロシー・ディレイに師事。1991年にカーネギー・ホール・リサイタル・ホールでデビュー。イタリアのキジアーナ音楽院にて名誉ディプロマを受賞。明治安田生命クオリティオブライフ文化財団より助成を受け、パイヤール室内管弦楽団、ウィーン・ヴィルトゥオーゾ、プラハ放送管弦楽団(英語版)、プラハ室内管弦楽団などと共演するなど、世界各地でリサイタルを行っている。
さらに、純子さんの息子さん若生賢斗さんによるコントラバス演奏では、「アメージンググレイス」を含む計3曲を披露。
フィリピン人学生によるパフォーマンスでは久石譲さんの名曲「Summer」やフィリピンのラブソングなどを披露。ゆったりとした空間に現地の学生の素敵な演奏が心地よく流れていました。
さらに落語などのエンターテイメントもあり、お互いの国の文化交流を深めるとても素敵な時間となりました。
最後には出演者によるクリスマス特別演奏が行われました。イギリスのクリスマスキャロル「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」を含む3曲を披露し、会場全体がクリスマスムードに包まれました。
今回の主催者である「Biz-M Asia」の赤井さんに、少しお時間をいただき今回のコンサートについてインタビューができたのでその一部を下に紹介します。
今回セブ島でコンサートを開催した経緯
初回は2014年にマニラにて開催され、音楽を通じた文化交流をずっと行っていきたいという思いから、今回セブ島にて2度目の開催となりました。
セブ島で開催するにあたり、セブで音楽を勉強している子供達に着目し、在セブ日本総領事館やNPO法人「セブンスピリット」さんの協力を経て現地の学生が参加する今回のコンサートが実現しました。前回のマニラ公演は純子さんのソロ公演でしたが、今回は麻理奈さんや賢斗さんと初めての親子公演となりました。
今後の活動について
セブでの公演は1年に1回か何年に1回開催するかまだ未定ですがフィリピンはもちろん、他の国で開催したりと色々な国でできたらいいなと思っています。
今回参加させていただいたコンサートを通じて現地の方々とふれあい、文化交流を深める非常に有意義な時間となりました。
次回の開催が楽しみです。