大型台風からの復興プロジェクト「がんばろうセブ!!」の活動内容
昨年末、2021年12月16日台風22号(オデット) がセブ島を直撃しました。日本ではあまり報道されていない為、ご存じでない方も多いのではないかと思います。この台風では広範囲に及び陸地でも甚大な被害となりましたが、海の中も大きなダメージを受けました。台風直後の様子はこちらフィリピン・セブ島スーパー台風現地被害状況|オデット台風22号直撃
海沿いのダイビングショップは台風と高潮の影響で津波のように窓ガラスを割り、海水が押し寄せあらゆるものが流されてしまいました。ショップによってはお店自体が無くなったところもあり器材も流され、海に停泊していたバンカーボートもほとんどが流され、船同士がぶつかったり陸地に乗り上げ大破。所有のバンカーボートも修復不可の状態にまでダメージをうけ、奇跡的に残ったボートはほんのわずか。
その影響で、海中に瓦礫が散乱し、サンゴも一部破壊されてしまい早急に瓦礫の撤去、珊瑚の継続的な保護活動が必要となっています。
場所によってはまだ電気が復旧していないエリアもあり、そんな状況下でショップの清掃・修復作業を行いつつ、定期的に集まり水中のがれき撤去作業を行っています。こちらのチーム「がんばろう!セブ」は、セブ島ダイビングショップの有志が集まり、海の中のゴミの撤去、また海の中の復興を目指して作られたボランティアチームです。
何年も長期的に活動を行う必要があり、瓦礫撤去の後は珊瑚の移植なども行う予定だそうです。セブ島の海を守るために、水中の清掃、珊瑚の保護活動を行っています。
2022年2月23日の水中クリーンアップ活動より。
海中に散乱した瓦礫の撤去作業の様子。次々に海に沈んだトタンやリゾート地で使われていたであろう家具などが引き上げられていきます。
コロナで一時的に業務を停止せざる得ない状況となり、ようやく終わりが見えてきたかと思うと、今回の巨大台風で追い打ちをかけるかのようにセブ島を直撃。しかしこれで諦めるわけにはいきません。セブ島の海そしてダイビングを楽しみにしているお客様もたくさんいらっしゃいます。その為にまた皆様を美しい海へご案内できるように、再生・復興へと日々活動しています。
長期的に活動していくためにも水中の清掃で使用するゴミ袋やボートの燃料費などを捻出し、継続的に活動を行っていかなければなりません。
現在定期的に清掃活動を行っていますが、ボートのガソリン代・ダイビングのタンク(エア)・ゴミ袋など、活動にかかる費用は現在の所それぞれが手持ちで行っています。
募金箱設置のご協力・ご寄付のお願い
そこで「がんばろうセブ‼」ではこの活動を一緒に支えてくださる方・応援して下さる方の力を必要としています。
セブトリップも同じ観光に関わる仲間の一員として「がんばろうセブ!!」の活動を発信し応援してまいります。
またセブ島内のレストランにも募金箱設置のご協力をお願いしています。現在すでに設置いただいているお店は下記のとおりです。
セブ島内でのレストラン・語学学校などに募金箱を設置していただけるお店や施設などございましたら、是非ご協力をお願いいたします。また、「がんばろうセブ!!」では活動費として募金を募っています。是非皆様のご支援・お協力を心よりお願い申しあげます。
水中クリーンアップの現地活動報告は、「がんばろうセブ!!」のSNSよりご覧いただけます。
Instagram ganbaroucebu
Twitter @ganbaroucebu
Facebook がんばろうセブ!!(Ganbarou Cebu)