フィリピンで気をつけたいマナーやフィリピンあるあるをご紹介
フィリピンに渡航するときに気になる情報のひとつが「マナー」ですよね。日本だと「靴を脱いでから家に入る」「お箸を使って食べる」などがありますが、ここフィリピンでも独自のマナーがあり、それを守ることで円滑な人間関係を築いたり、大きなトラブルを避けることができます!そこで今回は覚えておきたいフィリピンのマナーについて詳しくご紹介いたします!
生活編
①「フィリピンタイム」がある!
フィリピンタイム=「予定どおりに進まない」「約束の時間に遅れる」などを意味する言葉です!
なので待ち合わせの時は30分〜1時間遅れて来ても「ラッキー」と思うようにしましょう。
②道の横断が難しい(車優先)?
フィリピンは 人<バイク<車 の優先順位となっているため横断歩道の数がとにかく少ないです!
日本でよく見る『お先にどうぞ』で車が止まってくれることもほぼありません。
日本では危険を回避するためにクラクションを鳴らしますが、逆にフィリピンでは「先に行くから道を譲って」というニュアンスでクラクションを鳴らすことが多いです。
日本では信じられないほどたくさんのクラクション音が聞こえるのはそのためです。
③エアコンの温度がとにかく寒い!
モールやバスの中は涼しいを通り越して「寒い」「風邪を引く」ぐらいエアコンの温度が低いことが多いです。常夏の国のため涼しい場所に飢えている人が多いのが理由だそうです。なので出かける際は一枚上着を持っていくよう心がけてください。
④人前で注意してはいけない!
フィリピン人は人前で怒られると「プライド」が傷つけられた感じて強いショックを受けてしまいます。なので注意する場合は1対1で話すことを心掛けてください。
食事編
①良いサービスにはチップを渡す!
フィリピンはチップ文化がそこまで強い国ではないですが、満足の高いサービスを受けられた場合は10%〜20%を上乗せして払うこともあります。
チップは主にホテル・レストラン・タクシー・ドライバー・ツアーガイド・マッサージセラピストなどが対象とされています。
重い荷物を運んでもらう際や何かお手伝いをしてもらった際に感謝の気持ちを込めてチップを渡します。
②食べ残しはテイクアウトOK!
フィリピンでは持ち帰りは当然のこととして根付いているため、大抵のものはテイクアウトできます。なのでレストランなどで頼みすぎて余ってしまった場合は遠慮なく言いましょう。但し、きれいにパッキングしてくれるところはホテルなどで、それ以外は当然プラスティック容器はコストがかかりますので、有料の場合や無料の場合は汁物もビニール袋に直接入れて渡されることがあります。
③ナイフの代わりにスプーンを使う!
フィリピンでは右手でスプーン、左手でフォークを使って食事するのが正式なマナーです!
スプーンはナイフの役目もします。初めは違和感を感じましたが、馴染んでくると普通に使えます。
④ファストフードで食器を下げなくてOK!
フィリピンのファーストフード店では店員さんが後片づけをしてくれます!なので食べ終えた後は、そのままにして帰ってOKです。
⑤おつりが時々あいまい?
フィリピン人は計算が苦手で、お釣りが大まかにしか返ってこないことがあります。また1ペソ以下の硬貨があるため計算が難しい面もあり、切り上げ・切り捨てになることが多いです。
⑥食べる前にはお祈りをする!
国民の90%がキリスト教のため、フィリピンでは食べる前にお祈りをする人が多いです。
お手洗い編
①トイレの表記は「CR」!
フィリピンではトイレのことを「Comfort Room(コンフォートルーム)」と呼びます。なのでお手洗いを聞く際は「トイレ」とは言わず「CR」と言いましょう。
②トイレットペーパーは流せない?
トイレは水道管が細いためトイレットペーパーを流すとつまりの原因となってしまいます。なのでトイレットペーパーを流す際には便器横のごみ箱に捨てましょう。また、訪れる場所によってはトイレットペーパーがないところも多々。常にポケットティッシュを持ち歩くことをお勧めします。
③たまにトイレに便座が付いてない?
フィリピンでは洋式トイレに便座がないときがあります。噂では便座を盗む人がいるそうです。
にわかに信じがたいですが、そのさいには便器に足をかけて用を足すそうです。その癖が原因なのかわかりませんが、便座に亀裂がはいり破損する原因でもあります。その癖がついているのか、トイレには便座に乗らないでと注意書きがされている場合もあります。
文化編
①頭をポンポン叩くのは失礼
頭には精霊が宿る?!との考えがあるため無闇に触るのはNGとされています。
②お金の貸し借りのトラブルに注意
フィリピンでは親しい間柄でなくても「お金を貸してほしい」と普通に聞いてきます。また貸したお金は高確率で返ってきません。トラブルを防ぐためにもNOとハッキリと断りましょう。
③誕生日(主役が主催)
誕生日は主役自らがパーティーを開催します。また招かれた人はパートナーや仲の良い知人を連れて行くのがマナーとされているので、誕生日に知らない人が混じっていることもよくあるそうです。
④「ご飯食べた?」という挨拶がある
「ご飯食べた?」は日本の「元気にしてる?」と同じ意味の挨拶で、食を通じて人を思いやる気持ちを示しているとのこです。なので「ご飯食べた?」と聞き返してあげると良いでしょう。
⑤「はぁ?」というあいづちがある
「はぁ?」は日本の「え?」と同じ意味のあいづちで、質問に対しての聞き返しや聞き取れなかった内容の確認を意味します。
初めて聞くと怒っているように感じますが、決して怒っているわけではないので安心してください。
商品編
①おまけの表記は「Buy 1 Take 1」「Buy1 Free1」
日本では「○○%OFF」などのセール品が多いですが、フィリピンでは「Buy 1 Take 1」「Buy1 Free1」などの1つ買うともう1つオマケというセール品が多いです!
②○○し放題の表記は「Unli 〇〇」
「Unli」とは「Unlimited」のことで食べ放題などを示しています。最近だとサムギョプサルやフライドチキンを食べられるレストランで見ることが多い表記です。
マナーは、その国の文化や習慣を反映したものです。今回ご紹介したものを覚えておくことで、楽しいフィリピン生活を過ごすことができます。
困った際にはこの記事を是非お役立てください!