すでにSIMカードをお持ちの方の登録は「2023年4月26日まで」が登録期限でしたが、2023年4月25日、SIM カードの登録期限が さらに90 日間延長されたと発表。
「SIM登録の義務化」がスタートしました。
既存のSIMは2022年12月27日から180日以内に個人情報の登録が必要になります。外国人は在住者や観光目的の方も対象となり、パスポート等のIDの提出が必要となります。登録はオンラインにて可能。各キャリアの登録する際のリンクは下記を参考にしてください。
【Globe/TM/Gomo】http://new.globe.com.ph/simreg
【Smart/TNT/Sun】http://smart.com.ph/simreg
【DITO】http://dito.ph/RegisterDITO
フィリピン生活には欠かせないSIMカード。その利便性から、フィリピン滞在者の多くの方が利用されているのではないでしょうか。先日、フィリピンでSIMカードに関する法案に署名されました。マルコス大統領は2022年10月10日(月)、詐欺に対抗するための取り組みとしてSIMカードを政府発行の身分証明書に登録することを義務づける法案(以下、SIMカード登録法)に署名しました。今回の法律改正は、フィリピン滞在者(短期含む)、外国人も対象となるもので要チェックの情報となります。
概要は
◎新規SIMのアクティベーションの際に個人情報の登録が必要
◎既存SIMの場合、2022年12月27日から180日以内に個人情報の登録が必要(猶予期間があれば、さらに120日間、期限を延長することができる)
今回の法案は、「SIMカードを登録の際、虚偽の情報や身分証明書を使用した者や不正な書類を使用した者は、適切な罰によって対処される 」というものです。SIMカードを扱う通信事業者や販売業者のみだけではなく、SIMカードを使う我々ユーザーにも関係するものとなります。下記、SIMカード登録法の主な特徴となります。特に2項目と6項目が我々SIMカードユーザーが要確認となる項目です。
SIMカード登録法の主な特徴とは
- Before selling SIM cards, telcos and direct vendors must check IDs.(SIMカードを販売する前に、通信事業者と直販業者はIDを確認しなければならない。)
- SIM card owners must register with telcos within a specific time frame. SIM cards deactivate if not activated.(SIMカードの所有者は、一定期間内に通信事業者に登録する必要がある。SIMカードはアクティベートされないと無効化される。)
- Upon subpoena or court order, telcos must reveal the full name and address of SIM card owners.(召喚状や裁判所の命令により、通信事業者はSIMカードの所有者の氏名と住所を明らかにしなければならない。)
- Law enforcement agencies investigating phone crimes may ask telcos for SIM card owner information.(通信犯罪を捜査する法執行機関は、通信事業者にSIMカードの所有者情報を求めることができる。)
- Telecommunications companies must keep a SIM card register. Companies must quarterly report to the National Telecommunications Commission on their authorized dealers and representatives.(通信事業社はSIMカードの登録簿を作成しなければならない。四半期ごとに国家電気通信委員会に正規販売店や代理店の情報を報告しなければならない。)
- False or fabricated information, phony identities, and fraudulent documents or IDs will result in sanctions.(虚偽または捏造の情報、ニセの身分証明書、不正な文書やIDは、制裁の対象となる。)
https://manilashaker.com/what-you-need-to-know-about-the-sim-card-registration-law/
より引用
SIMカード所有者の登録要件とは(条件別)
SIMカード所有者の我々は、所有しているSIMカードを「一定期間内に通信事業者に登録する必要がある。」とのことですが、具体的にどのような対応をする必要があるのでしょうか。
SIMカードを新規で購入する方は、SIMカードを購入する前に、販売業者に以下の情報を提供することが義務づけられます。
・氏名 ・生年月日 ・性別 ・携帯電話番号 ・SIM製造番号 ・住所 ・身分証明書(パスポートや運転免許証など)
※未成年・未成年について
未成年者の親または法定代理人からSIMカードの登録について書面による承諾を得た場合、その未成年者のSIMカードは成人名義で登録されます。
既にSIMカードを持っている方は、2022年12月27日から180日以内にアカウント内でSIMカードを登録する必要があります。登録手続きをしなければ、SIMカードが無効化されモバイルサービスにアクセスできなくなる可能性があります。必要に応じて120日間の猶予を追加される場合も認められるとのことです。登録に関する情報の詳細はお持ちのSIM会社の公式情報をご確認ください。
フィリピンの市民ではないSIMカードの所有者は、フルネームや国籍、パスポート番号、住所を提出する必要があります。またその他SIMの登録に必要な書類として、以下のようなものがあります。
・パスポート ・フィリピンでの住所を証明するもの ・往復航空券または出国航空券(旅行者の場合) ・外国人雇用許可証 ・ACRI-カード ・学校の登録証と身分証明書(学生の場合) ・その他の関連書類
※出国の際には、パスポート、フィリピンでの有効な住所証明、自国への帰国航空券またはフィリピンを出国する日時が記載された航空券のいずれかを提示する必要があります。また、旅行者が登録したSIMカードは、30日間しか使用できません。
最後に、SIMカード登録法の罰則についてです。虚偽の情報や偽のIDでSIMを登録したり、登録したSIMになりすましたり、盗んだSIMを転売した場合、6ヶ月から2年の懲役と30万ペソ以下の罰金を支払わなければならない可能性があります。
今回は、新たに署名された「SIMカード登録法」の特徴やSIMカード所有者の情報提供について紹介しました。フィリピンでSIMカードを使う方は必見です。ルールを守って楽しく充実したフィリピン生活をお送りください!
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