快適なセブ島生活をサポートしてくれる大きな存在、ヘルパー・ヤヤ(ベビーシッター)・ドライバーの雇い方
フィリピン・セブ島移住の前に知っておきたい便利帳「ヘルパー・ドライバー事情」をご紹介します!日本では、家政婦さんやドライバーさんを雇えるのは、一部の富裕層だけと捉えますが、フィリピンでは日本よりも安くお願いできることもあり、富裕層だけでなく多くの一般家庭でもヘルパー(メイドさん)を雇っています。慣れない異国での生活は大変なことも多く、ストレスをためてしまいがちなので、ヘルパーやベビーシッターの手を借りて、友人や夫婦との時間を大切にしたり、自分の仕事や趣味の時間を充実させたりして、快適なセブ島生活を送りましょう!
*フィリピンでは子守、ベビーシッターをヤヤという
目次
・ヘルパー・ヤヤ(ベビーシッター)・ドライバーのエピソード集
仕事内容 *ヘルパー・ヤヤ・ドライバー共通
- ヘルパー(メイド):掃除・庭掃除・洗濯・買い物などの家事全般
- ヤヤ(ベビーシッター):乳幼児の場合は、授乳・入浴介助・オムツ交換・外出時の付き添い・遊び、幼児以降:食事介助・身の回りのお世話・学校への送迎・遊び
- ドライバー(専属運転手):運転全般
雇用形態 *ヘルパー・ヤヤ
「自分でやったほうが早い」「自分がやらないと!」そんなふうに家事や育児を一人で抱え込むとストレスがたまってしまいます。ヘルパーやヤヤは、家事・育児の助っ人でもありますが、その他にも現地語、新鮮な食材が買えるローカルマーケット、フィリピン料理などの生活に役立つ情報も教えてくれるので、セブ島生活に欠かせない大きな存在でもあります!
住み込み(Stay-In): ヘルパー、ヤヤ用のお部屋を提供するほか、食費や日用品を支給してあげる必要があります。
通い(Stay-Out)フルタイム :ヘルパー、ヤヤの自宅から通ってもらうスタイルです。交通費込みでお給料を支給することが多いです。
通い(Stay-Out)パートタイム: 必要な曜日(週に数回)または、必要な時間帯のみ依頼するスタイルです。
雇用形態 *専属ドライバー
フィリピンは、経済が急発展したためにインフラ整備が追いつかず、渋滞が深刻な問題となっています。また、一部のドライバーのモラルの無さ、いい加減な交通規則の取り締まりも渋滞原因の一つとされており、日本人が運転するのは容易ではありません。安全で快適な移動にはドライバーの力が不可欠です。
通い(Stay-Out): ドライバーの自宅から通ってもらうスタイルです。仕事内容は住み込みドライバーと変わりありません。どちらも、車は雇用主側が準備することが前提です。※車付きの場合は、レンタカー会社でドライバー付きレンタカーを手配することになりますので、今回のケースとはまた別になります。
労働時間 *ヘルパー・ヤヤ・ドライバー共通
実働8時間 (60分以上の食事休憩含む)
最初の話し合いでお互いの希望を確認し合いましょう。
(例)住み込みヘルパー
●6:00 AM
庭掃除、朝食準備
●8:00 AM
洗濯、室内掃除
●11:00 AM
昼食休憩
●4:00 PM
買い物、洗濯(片付け)
●6:00 PM
夕食準備
●8:00 PM
食器等の片付け、掃除
(例)ドライバー
●7:00 AM
学校、会社送迎(送り)
●11:00 AM
昼食休憩
●1:00 PM
スーパーへの買い出し
●3:00 PM
学校送迎(お迎え)
●7:00 PM *残業代支給
会社送迎(お迎え)
給与と福利厚生 *ヘルパー・ヤヤ・ドライバ 共通
・給与
2023年10月より最低賃金引上げフィリピン・セブ島の最低賃金2023年10月より引き上げ
セブ島エリアの最低賃金は、415.00ペソ ~ 468.00ペソですので、この額を下回らないよう注意する必要があります。
給与相場は、「セブ島の物価2023最新版」 を参考にしてみてください!
・福利厚生
60歳以下の労働者と雇用主は、フィリピンの社会保険や健康保険への加入が義務付けられていますが、多くの場合は、ヘルパー・ヤヤ・ドライバーと個人契約になるので、社会保険料や健康保険料の雇用主負担分をお給料に含めて支給し、ヘルパー・ヤヤ・ドライバーは、自営業として自身で登録、支払するのが一般的です。また12月には、基本給の1カ月分をボーナス(13カ月手当)として支払います。
①SSS(Social Security System:フィリピンの社会保障)
②Philhealth(健康保険)
③13month pay(12月に支払うボーナス)
ヘルパー・ヤヤ・ドライバーの探し方
探し方は、知り合いからの紹介、SNSなどのコミュニティー、エージェントからの紹介の3つの方法が一般的です。
①知り合いからの紹介
日本人、フィリピン人の知り合いから紹介してもらう方法です。勤務時間や仕事内容が同じ場合、以前の給与を引き継ぐことが多いです。
②SNSコミュニティー利用
海外赴任者、永住者、留学生など、セブ島に長期滞在する日本人の多くが活用しているSNSのグループです。引っ越しに伴う家具家電の販売から、仕事、ヘルパー探しまで多くの情報がアップされます。
Facebookのコミュニティー(日本語) | |
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セブ掲示板(日本語) | |
Looking for Maid, Yaya, Cook in Cebu & Visayas(英語) |
③エージェント利用
セブ島にはヘルパー・ヤヤ・ドライバーの人材紹介会社があります。エージェントに、電話またはメッセージで、探している人材を伝えると、希望条件に合う人材を紹介してくれます。紹介料がかかりますが、身分証や無犯罪証明書を提出してくれるので安心ですし、紹介してくれたヘルパーと折り合いが合わなかったり、辞めてしまった場合に、数回までは無料または数百ペソ程度で別の人材を紹介してくれます。やりとりは全て英語なので、コミュニケーションを取ることに自信がない場合は、通訳サービスを活用するのも一つの手です!
MaidProvider.ph | HP:https://www.maidprovider.ph/?fbclid=IwAR1gOn1CoSxaUvPAw1Lcsx7Gjv67L1gZIRJaqu1MSKlRl1IQFPbJcC46Nn4 |
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面接の実施
人材を紹介してもらった後は面接です。事前に確認する内容を決めておくのが良いでしょう。また、エージェントを通さない場合は、健康診断書、無犯罪証明書、年齢を証明するもの、(あれば)ワクチン接種証明を提出してもらい、証明書の発行費用と面接時の交通費を支給してあげましょう。
雇用契約 / ルール決め
トラブルを避けるためにも、ルールは明確にすることをおすすめします。箇条書きのような簡単なものでいいので、契約書を取り交わすのが望ましいです。
ヘルパー・ヤヤ・ドライバーのエピソード集
・ゴキブリの死骸を手づかみして処分していた
・人前でも平気でげっぷをする
・処分したはずの洋服を来て現れた
・炊いたご飯をこっそり持って帰っていた
・勤務初日からいきなり「給与を前借りしたい」と言われた
・田舎に帰省したまま帰ってこなくなった
・通いのドライバーが時間通り来なかったから、待ち合わせの時間に遅刻してしまった
・引き出しから現金を盗まれた
・ゴミの回収方法、イベント等、ビレッジ内の情報を得てくれる
・ローカルマーケットで新鮮な食材を安く手に入れてきてくれる
・家の不具合があっても、ヘルパーが現地の言葉でブローカーやメンテナンスマンに状況説明してくれるので、伝わりやすく、スムーズ。
・フィリピン料理を作ってくれる
・和食を覚えて作ってくれる
・子供たちの面倒を見ててくれるから、気軽に外出ができる。
・子供たちのフィリピン語の授業でわからないことを聞ける
信頼関係があったとしても、貴重品はしっかり管理しましょう。無防備に現金やその他の貴重品を置いておくと、万が一紛失した時に疑わないといけなくなります。また、文化の違いから時として妥協をすることも必要です。ヘルパー・ヤヤ・ドライバーが働いてくれることに感謝する気持ちを忘れず、良好な関係を保ち、快適で楽しいセブ島生活を送りましょう。