フィリピンのおやつ「メリエンダ」
皆さんはメリエンダというフィリピンの文化をご存知ですか?フィリピンでは、老若男女問わず昼食と夕食の間にメリエンダ(おやつ)を食べる文化があります。
ランチ過ぎの午後2時ごろになると路上に様々な屋台が出て、リーズナブルなメリエンダを販売しており、食べ歩きをしている人々で賑わいます。そんな数あるメリエンダの中から、おすすめのメリエンダを8つご紹介いたします!
バナナキュー
フィリピンといえばバナナ。そしてメリエンダの代表格がこちら「バナナキュー」です。バナナキューはバナナに砂糖をまぶして素揚げしたおやつで、小さなお店や家庭でも簡単に作ることができ、最もポピュラーなメリエンダです。日本で食べられるバナナの品種とは違い、少し硬めで酸味のあるバナナを使用しているとのこと。日本では調理したバナナは馴染みがありませんが、揚げたてはバナナのもちもちとした食感と砂糖の甘み、フィリピンバナナの絶妙な酸味が合わさってとても美味しいです!それでいてお値段串1本15ペソ(約35円)で腹持ちもよし!フィリピンに来たら一度は試したいバナナキュー、お試しあれ。
カモテキュー
バナナキューのさつまいも版「カモテキュー」。こちらもさつまいもに砂糖をまぶして素揚げしたもので、非常にポピュラーなメリエンダです。味は日本の大学芋に似ており、シンプルでどこか懐かしい味わい。揚げたても美味しいのですが、あえて冷ますと外側の砂糖が固まってカラメル状になり、カリカリの食感とさつまいものホクホク感が楽しめるのでおすすめです。こちらも1串15ペソ(約35円)で、これ1串で他のメリエンダが食べられないくらいお腹が膨れるコスパ最強のメリエンダです!
フルーツ
ここ南国のフィリピンといえば思い浮かぶのが「トロピカルフルーツ」ですよね。路上では食べやすいようにカットされたフルーツが小分けに販売されています。パパイヤにグァバ、パイナップルにスイカやシンカマスなどなど日本ではなかなかお目にかかれないフルーツも手軽に食べられるのもここフィリピンならでは。
そして日本と違うのがフルーツに塩とお酢をかけて食べること。びっくりするような組み合わせですが、これが食べていくうちにハマっていくなんとも言えないくせになる味。もちろん塩とお酢抜きで買うこともできますので、「Without salt and vinegar」と注文の際にお願いしましょう。1袋10ペソ(約25円)
フルーツミックスジュース
フィリピンの街中を歩いていると見かけるピンク色の怪しい液体…こちらはドラゴンフルーツとバナナ、パイナップルが入った「フルーツミックスジュース」です。日本のいちごミルクドリンクにフレッシュフルーツを入れたような味わいです。
常に氷が入っていて冷たくしてあるので暑くて喉が渇くフィリピンでは嬉しいローカルドリンクですね。入っているフルーツはそれぞれのお店で違うので、お気に入りを見つけるのも楽しいかも!1杯小5ペソ、大10ペソ(約12円、25円)と安い!
てんぷら・クェックェ
メリエンダ時にはたくさんの屋台が並びますが、揚げ物も人気のメリエンダの一つ。揚げ物もたくさんの種類がありますが今回はこちら「てんぷら」。
フィリピンでてんぷら?と思いの方もいらっしゃると思いますが、「TEMPURA」はここフィリピンで子どもや若者を中心に大人気のメリエンダ。ただし日本のてんぷらとは全くの別物で、魚のすり身を素揚げしたものです。こちらは注文してから揚げてくれるのでいつでも揚げたてが食べられます!受け取り後、そばにある2種類のソース(お酢と唐辛子の入ったスパイシーソース・甘いスイートソース)を選んで自分でかけていただきます。おすすめはスパイシーソース。これがおやつに、またお酒のお供にも最高!1串15ペソ(約35円)。
クェックェ
先程の揚げ物のお店からもう一つ。このユニークな名前の「クェックェ」。その正体はうずら卵に衣をつけて揚げた卵の天ぷらです。注文してから揚げてくれるのでいつでもアツアツ、そしてサクッとした衣が味わえます。こちらも2種類のソースから選択するのですが、おすすめはスイートソース。うずら卵と塩気のある衣、スイートソースがなんともジャンキーな味で、隠れた超イチオシのメリエンダです。1串15ペソ(約35円)
パン
ここフィリピンでは朝食やおやつとして食べられる「パン」。ベーカリーには様々な種類のパンが並んでいます。それも1つ5ペソほどでとってもコスパがいいんです!
中でもおすすめがこちらの「ビナンカル(右)とグラシオーサ(左)」。ビナンカルはサーターアンダギーにごまがついているようなパンでほんのり甘く、外側はカリッとしていて食べごたえバッチリ!グラシオーサはたっぷりのマーガリンと砂糖が背徳感を感じさせる激甘スイーツパンなのですが、これがまたうまい!コーヒー必須の甘さです。ビナンカル・グラシオーサともに1つ6ペソ(約15円)。
スイートコーン
フィリピンでコーンという発想はなかなか思い浮かばないのではないでしょうか。とはいえ、ここフィリピンのメリエンダでは「スイートコーン」がよく食べられています。茹でたとうもろこしの芯を取り除き、スプーンで食べるだけの状態にしてあるので人前でとうもろこしにかじりついてなんてしたくない!歯の間にコーンが挟まる!なんて心配は御無用♪
そして味付けがフィリピン流。なんとコンデンスミルクとチーズパウダーをかけていただきます。日本人の発想では思いつかないこの組み合わせですが、食べてみると不思議。全く違和感がありません。コンデンスミルクの甘みとチーズパウダーの塩味とコクが絶妙なハーモニー。ぜひ騙されたと思って試してみてください。小10ペソ~大50ペソ(約25~120円)
いかがでしたでしょうか。どれも美味しくて、値段も10ペソ前後と超リーズナブルなメリエンダ!今回ご紹介した以外にも様々なメリエンダが路上で売られていますので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてくださいね!