フィリピン・セブ島での洗濯はどうする?
セブ島に移住し生活や文化、環境の違いで困ることはたくさんあると思います。セブに移住して困っていることの1つが洗濯です。住んでいるのは家具家電付きのコンドミニアムで生活に必要な物は全てそろっているのですが、洗濯機がありません。例え洗濯機を買ったとしても置き場所や洗濯のための水道がないため、今のところ購入は考えていない状況です。そのため、洗濯は可能な限り手洗いをし、週に2回程ランドリーを活用しています。
周囲の人たちに聞いたところ、洗濯機がないのはうちだけではないようです。フィリピンの人たちはどのようにして洗濯しているのだろうと思い、フィリピンの洗濯事情について調べてみました。
コインランドリー
町を歩いていると本当に至る所にランドリーショップ(洗濯屋)があります。日本のクリーニング店のようなサービスではなく、洗濯機で洗うものです。サービスの内容や価格は店によってさまざま。
ほとんどのランドリーは洗濯物を持っていくと、まず重さを測ってくれます。洗濯、乾燥し、きれいに畳んである状態で返してくれるところや、日本のコインランドリーのように自分で洗濯機や乾燥機を使い終るまで待ち、持って帰るところなどがあります。朝持って行けば夕方には受け取れるのも嬉しいところ。中にはデリバリーをしてくれるところもあり、利用すると洗濯にかかる時間がなくなるので本当に便利です。
値段は1キロ約28ペソから50ペソ程、また同一金額(例として8キロまでは190ぺソ)の値段設定のところも多くあります。
セブでは突然の雨など天気が変わりやすいこと、また車やバイクの排気ガスも多く空気が悪いため、洗濯物を外に干さずランドリーで乾燥した方が良いという考えもあるようです。一番のデメリットはコストがかかること。また洗剤など自分の好きなものを使えないので、香りなど合わないことがあります。
時折他人の洗濯物が混ざっていたり、自分の洗濯物が返って来ないというトラブルも。大切な服はランドリーに出さない方がベターです。
手洗い洗濯
町を歩いているとタライを使い手洗いしている人をよく見かけます。毎日洗う人や1週間に1回まとめて洗う人、洗濯板を使う人やブラシを使う人など皆さんそれぞれのやり方があるようです。
また洗濯機使用による服のダメージや色移りを懸念し、手洗いの方が良いという考えの人が多い印象でした。スーパーマーケットの洗剤売り場にはいろいろなメーカーの洗濯用固形石鹸がたくさん並んでいます。脱水用にスピナーを持っている人もいます。
洗濯機
洗濯機を所有している家庭は少ないです。洗濯機は日本と同じ縦型や斜めドラムが主流です。フィリピンや韓国のメーカーの物が多い印象。洗濯機用の洗剤や柔軟剤もたくさんの種類が売られています。日本で売られている同じ銘柄の物もあります。日本の住宅のように洗濯機置き場がある家庭はあまりなく、バスルームやバルコニーに設置している人も少なくありません。
ヘルパーさんに手洗いしてもらう
週に数回ヘルパーさん(お手伝いさん)が家に来て洗濯をやってもらいます。雇い主は洗濯機より手洗いを好んでいるようです。ヘルパーさんは一家の大量の洗濯物を全て手洗い、汗だくになってこなします。洗剤を多めに入れて泡あわにして洗うのがフィリピン流。価格は各家庭によって異なります。ヘルパーさんは、住み込みの場合・通いの場合・週に数回など、条件によって給与は様々です。例えば週に1度の場合は、半日で300~400ペソ。洗濯以外の家事もしてもらう場合もあるようです。
フィリピンの洗濯事情は日本とはかなり異なります。文化の違いに驚くと同時に、なるほどと勉強になることも。フィリピンの洗濯事情を参考に、自分に合った洗濯スタイルを見つけてみてください。
ライター:Natsuki