もっとみんなに知ってほしい!フィリピンが誇る本当においしい「ダバオ産コーヒー」
グァテマラやキリマンジャロ…コーヒー好きなら一つはお気に入りの銘柄がありますよね。
私のお気に入りはケニア。その名の通りケニア産の豆で、深い香りと果実のようなフルーティな味わいが特徴です。朝はフレンチプレスでケニアを楽しんでいます。
そんなお気に入りのコーヒーから鞍替えしてしまいそうになるほど、おいしいコーヒーが登場!! それもフィリピンで!
おいしいコーヒーは南米やアフリカ原産のイメージがありますが、フィリピンもコーヒーの生産地だということはあまり知られていません。
しかし、セブ島のスーパーで売られているコーヒー豆は、お世辞にもおいしいとは言えない品質のものが多く、セブ在住者にはあまり良いイメージを持っている方は少ないのではないでしょうか?
そんな中、今回ご紹介するのは、フィリピンのミンダナオ島アポ山で栽培されている通称「ダバオコーヒー」。
これまでフィリピンで売られていたコーヒーを過去のものにする、とてもおいしいコーヒーです。この記事ではそのおいしさの秘密を解き明かしていきます。
読み終わるころには飲んでみたくなること間違いなし!
フィリピンも実は世界有数のコーヒー生産地
おいしいコーヒーを栽培するためには降雨量、日当たり、気温、土壌などの条件が重要になります。
具体的には、年間の降雨量が1800mm~2500mmで、なおかつ雨季と乾季のある地域で、日当たりがよく一日の寒暖差があり、肥沃で水はけのよい土壌がコーヒー栽培に適した土地です。
つまり、コーヒーはどこでも栽培できるわけではなく、限られた土地でしかうまく生育しません。
これらの条件を満たす地域を「コーヒーベルト」といいます。「コーヒーベルト」は赤道を挟んで北回帰線と南回帰線の間にある熱帯地域のことを指します。
フィリピンもこの「コーヒーベルト」に属する地域で、おいしいコーヒーを生産するポテンシャルを持っています。
実際、フィリピンは1740年頃からコーヒーを栽培しており、世界でも有数のコーヒー生産地でした。
しかし、19世紀頃からコーヒーさび病が蔓延し、害虫被害なども原因でコーヒー生産量は大幅に下落します。
現在でも小規模で生産は行われていますが、国内消費のほとんどを輸入に頼っているのが現状です。
そこで、フィリピンでのコーヒー産業を育成し、海外への供給も安定して行えるようにすることで、生産者の収入と地位向上のため尽力しているのが、
現地日系企業のPMCE, Inc.(ピーエムシーイーアイ) です。
ダバオ産コーヒーのここがすごい!!
フィリピン最高峰のアポ山で採れる最高品種の豆を使用
コーヒーには大別して4つの品種があります。
「アラビカ種」・・・標高1,000~2,000mの高地での栽培に適し、香味に優れた高品質のコーヒー。収穫量が少なく、病気や虫害に弱い。
「エクセルサ種」・・・希少ですが、数%流通しており多くはミンダナオ島で生産。樹高が10m以上、葉は20~30cmと大型、豆は丸っこく、風味は、アラビカとロブスタの中間、ややアラビカ寄り。
「ロブスタ種」・・・病気に強く、低地でも栽培でき、収穫量も多く、安価。粗野な味わいと表現されることもある。
「リベリカ種」・・・アラビカ種とロブスタ種の中間のような特徴を持つ。ある程度病気への耐性がある。ロブスタ種ほどではないが苦みが強い。
フィリピンのスーパーで売られている豆やインスタントコーヒー、マクドナルドなどで販売される業務用コーヒーはロブスタ種が使用されることが多いですが、ダバオのコーヒーは標高1,200~1,700mのアポ山で栽培されるアラビカ種です。
アポ山の気候はコーヒーとの相性がよく、フィリピンを代表するコーヒー農家を輩出する地域となっています。
主な産地は下記2つの団体
- Dizon Farm|南ダバオ州ディゴス市バランガイ・カパタガン (クロコダイルパークを所有する、野菜・果物のブランド化もすすめている農園・農業商社)
- BACOFA農協(BACOFA=Balutakay Coffee Farmers Associationの略)|南ダバオ州バンサラン町バランガイ・マナガ、バルタカイ地区(Sitio)。特に標高1,300m以上のSitio バルタカイが、ダバオ地方のコーヒー産地としては有名です。
PMCEI社は、ダバオデルスル州アポ山麓の「BACOFA農協」と提携して【KAPECO~太陽の珈琲農園~】プロジェクトを推進、この地方で採れる高品質なコーヒー豆を日本を含む世界各地に広めるため活動しています。
スペシャリティコーヒーに相当する品質
【KAPECO~太陽の珈琲農園~】で取り扱うコーヒーはすべてスペシャリティコーヒークラスの品質です。
スペシャリティコーヒーとは?
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。(中略)具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。
アメリカスペシャリティコーヒー協会(SCAA)の評価基準では、100点満点中80点以上の獲得でスペシャリティコーヒーに認定されますが、BACOFA農協の農家は85点~86点の評価を獲得しています。※BACOFA農協(BACOFA=Balutakay Coffee Farmers Associationの略)
一般的に85点以上で超優良と言われているので、その品質の高さが伺えます。
さらに日本でも有名な老舗「サザコーヒー」鈴木誉志男会長に「予想を超える良質なコーヒー」と言わしめるほど。
フィリピンコーヒー品評会で連続一位
フィリピンで最も優れたコーヒー豆を選出するフィリピンコーヒー品評会は毎年開催されています。
昨年はコロナ渦の開催ということでオンラインでの実施となりましたが、2021年度アラビカ種部門において、南ダバオ州アポ山麓のBACOFA農協の農家が1位から3位、4位、6位,7位に選出されました。
また2019年度開催の同品評会でも優勝を果たしており、確かな実績を築いています。(ちなみに2020年はコロナ拡大が原因で開催中止となっています。)
審査員の一人であるシンガポールBETTRバリスタコーヒーアカデミー所長のONG氏は、
「今回入賞した農家のコーヒー豆はとても優しく様々なフルーツが凝縮されているようでフィリピンの従来コーヒー豆とは似ても似つかない驚異的なコーヒー」との品評を残しています。
従来のフィリピンコーヒーとは一線を画すジューシーな風味
コーヒー豆は最初果実の状態で収穫され、その後果実から生豆だけを分離する作業(精製)を行います。この精製方法の違いも、コーヒーの味を決める重要な要素です。
精製方法には主に「水洗式」と「乾燥式」の二つがあります。
「水洗式」・・・現在世界各地で主流となっている方法です。収穫した果実をパルパーという機械にかけ、果肉を除去した後、水槽に一晩漬けこみ発酵させることで、ムシラージという粘質物を取れやすくし、もう一度水で洗い流してからパーチメント(種子を覆う薄い殻状のもの)に覆われた生豆を取り出します。
「乾燥式」・・・こちらは水を使わない精製方法で、収穫した果実を天日干しにして乾燥させた後、ムシラージ、パーチメントがくっついている殻を割り、生豆だけを取り出します。この方法は歴史が古く、水が引けない地域でも精製可能です。
BACOFA農協のコーヒーは主に「乾燥式」で精製が行われます。乾燥式は水で洗い流さずに果肉を付けたまま乾燥させるので、果肉の甘さや風味が豆に移り、フルーティな味わいになるのが特徴です。トロピカルフルーツや赤ワインのような、と表現されることもあるのだとか。
フィリピン国内・日本への輸出も可能
スペシャリティー「BACOFA農協のコーヒー」はお取り寄せも可能です。
例えば、フィリピン国内(セブ島)へ発送の場合の目安【セブ国内への発送】※フィリピンから海外への発送・料金についてはお問合せ下さい。
-焙煎豆5kgの場合-
生豆が農家の庭先価格でP400~500/キロ P3,000 (6KG使用)
焙煎費(交通費込み) P1,000
LBC (送料) P1,100
輸送・手続きなど諸費用 P1,000
小計 P6,100
VAT12% P732
合計 P6,832
-生豆5KGの場合-
生豆が農家の庭先価格でP400~500/キロ P2,500
LBC(送料) P1,100
輸送・手続きなど諸費用 P500
小計 P4,100
VAT12% P492
合計 P4,592
飲食店やコーヒーショップの出店をお考えの方はいかがでしょうか。日本ではほぼ飲むことができない貴重なダバオ産のコーヒーは注目されること間違いなしですよ!個人でも友達でシェアして飲むのもいいかも!
ダバオコーヒーの木のオーナーになろう!
【KAPECO~太陽の珈琲農園~】ではオーナーシップ会員の募集も行っています。
会員権を獲得すると、コーヒーの木丸々一本を所有でき(自分の名前付きで)、焙煎済みのダバオコーヒーを日本に発送してもらえます。
さらに現地での栽培状況は毎月報告があるので、より栽培に携わっている感覚を実感できます。
オーナーシップは年会費制で、一年更新ですが二年目からは管理費と輸送費だけで収穫されたコーヒー豆が届きます。
現在クラウドファンディングは終了していますが、オーナーシップの申請は現在も受け付けているので、ご希望の方は直接ご連絡ください!
【Kapeco限定】
● 2,000円・・・純粋なご支援
● 2,500円・・・Kapeco マグカップ
● 3,500円・・・Kapeco Tシャツ
● 5,000円・・・2019年末収穫2020年出荷アラビカ種コーヒー(焙煎豆400g)
● 10,000円・・・メルマガ会員権+2019年末収穫2020年出荷アラビカ種コーヒー(焙煎豆800g)
【Kapecoオーナーシップ会員権】
■ 30,000円・・・オーナーシップ権A(スタンダード)ツリー×1本/(2022年出荷豆約1Kg:焙煎豆)/1年間オーナー会員権
■ 35,000円・・・オーナーシップ権B(ドリップバッグ)・・・ツリー×1本/(2022年出荷豆約1Kg:ドリップバッグ400g(約34個)+焙煎豆600g)/1年間オーナー会員権
【生豆リターン】
■ 個人・事業者向け:生豆400g + オーナーシップ無し・・・3,000円
■ 個人・事業者向け:生豆1Kg + オーナーシップ無し・・・4,000円
■ 事業者向け:生豆3Kg + オーナーシップ無し・・・11,000円
■ 事業者向け:生豆10Kg + オーナーシップ無し・・・27,000円
【事業者向け:生豆リターンとオーナーシップ会員権】
■ 50,000円・・・事業者向け:生豆5Kg + オーナーシップ1本+Zoom オンライン配信
■ 60,000円・・・事業者向け:生豆10Kg + オーナーシップ1本+Zoom オンライン配信
■ 90,000円・・・事業者向け:生豆25Kg + オーナーシップ1本+Zoom オンライン配信
■ 150,000円・・・事業者向け:生豆50Kg + オーナーシップ1本+Zoom オンライン配信
オーナーシップは、Kapecoオーナーシップ権A(スタンダード)30,000円に同じ
*Zoomオンライン配信:現地から農家や代表の太田氏と支援者様をつなぎます。停電や電波状況で繋げない場合は、日程を再度調整します。
【2021年オーナー募集】コーヒー樹木のオーナーシップで農村支援を! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
運営会社
会社名|PMCE, Inc.(ピーエムシーイーアイ)
代 表|太田勝久
2017年8月、フィリピン証券取引所登録(登録番号CS201729468)、同年12月、フィリピン投資委員会の審査に通り小規模投資での税制優遇措置を資格を日系企業で初めて受ける。2018年3月、貿易産業省よりコーヒー輸出者資格(345号) 取得。
2018年6月CafeRes2018(於東京ビッグサイト) に貿易産業省及主導でダバオ地方のコーヒー、カカオ、ココナツのメーカーと参加。2019年SCAJにフィリピンから初参加(青山通商株式会社と共同)。
主にコーヒー生豆やカカオ生豆 の輸出を行う。 今後はココナッツ製品なども輸出予定。現地事情に精通しておりJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業にも参画。
Facebook:https://www.facebook.com/PMCEI
ブログ:https://pmcei.blogspot.com/
Instagram:https://www.instagram.com/pistacia_mindanao_coffee/
Twitter:https://twitter.com/mindanao_inc