セブ島は全体的に物価が安く、生活にかかる費用を大幅に削減できるので、年々日本から移住される方の数は増えていますが、全てが安いというわけではありません。
今回ご紹介する1ヵ月の生活費は、「セブシティで夫婦と子ども2人の4人暮らし」というケースをもとに生活費を具体的にイメージできるよう解説し、主婦目線の節約ポイントも含めてお伝えします。
現在セブ島へ滞在中の方、これからセブ島への旅行や移住を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

フィリピン・セブ島での生活費の内訳
生活費の具体的な内訳は以下のとおりです。
①家賃
②食費
③電気代
④水道代・飲料水代
⑤洗濯代
⑥携帯電話代
⑦インターネット代
⑧交通費
⑨ティッシュ、トイレットペーパー、紙おむつ代
⑩その他、雑費
※1ペソ=2.63円で換算(2023年10月現在)
①家賃(コンドミニアム) 1ヶ月:25,000ペソ(約65,750円)
セブシティの中心部から少し離れた場所の家具家電付きのコンドミニアムに住んでいます。

セブ島での基本的な家具家電のみで、調理器具や食器はなく、洗濯機はついていないところもあります。
ジムやプール、24時間のセキュリティなどの設備が充実しています。
②食費 1ヶ月:約15,000ペソ(約39,450円)
朝食と夕食は自炊をし、昼食はお総菜などをテイクアウトすることが多いです。
近所のスーパーの野菜が新鮮でないこともあり、週に1回セブ最大の市場、カルボンマーケットで野菜や果物、米などをまとめて購入します。スーパーの2/3くらいの価格で購入できるものもあり、かなり食費の節約に。

肉類はスーパーで買うことが多いです。肉の部位にもよりますが、例として豚肉1キロ約290〜320ペソ(約762円〜841円)、日本の豚肉より安いです。ただ日本の肉に比べて色が悪くなりやすいため、まとめ買いはおすすめしません。週末はレストランなどで外食したりピザを持ち帰ったりします。店にも寄りますが1,000ペソ〜2,000ペソ(約2,630円から5,260円)使います。その他、子ども達が学校にスナック(おやつ)を持って行くため個包装のお菓子やパン、バナナを頻繁に購入します。
③電気代 1ヶ月:約4,500~5,500ペソ(約11,835円〜14,465円)
日本も電気代は高いですが、フィリピンも同じように高額です。節約のため昼間はなるべくクーラーは使わず、窓を開けてたり、扇風機を使って過ごします。節約したい方は、扇風機を使うことをおすすめします。
④水道代・飲料水代
水道代は日本より安く感じます。
しかし、水道水が飲めないため、ウォーターサーバー用の5ガロン(約18リットル)のボトルを月に10本程購入します。値段は10本で300ペソ。そのまま飲んだり、料理に使ったりお米を炊いたりしています。※飲料水の5ガロンボトルはお店やメーカーによって料金が異なり、ローカルのお水屋さんは25~30ペソ。フィリピン・セブ島で一番信頼のある水は「Nature's Spring」というメーカーで5ガロンボトルは80ペソ。
⑤洗濯代 1ヶ月:780ペソ(約2,051円)
私のコンドミニアムには洗濯機がないので、週に1回ランドリー(洗濯屋)に持っていきます。

洗濯物8㎏までが195ペソ。(約512円)
セブ島の洗濯事情|フィリピン移住の前に知っておくと便利な現地での生活情報
⑥携帯電話代2台分 1ヶ月:約700ペソ(約1,841円)
フィリピンの携帯電話は日本とは異なり、あらかじめロード(データ)を購入し、なくなったらその都度ロードを買って使う方式です。
倹約のため、なるべく外出先ではインターネットは使わないようにし、コンドミニアムでWi-Fiを使って検索するようにしています。
フィリピン・セブ島|お得なスマホ格安通信プラン4社料金比較!
⑦インターネット代 1カ月1500ペソ(約3,945円)
セブのWIFIは停電や悪天候によってインターネットがすごく遅いときがあります。
※通信会社やエリアにもよります。
⑧交通費 1ヶ月:約800ペソ(約2,104円)
子ども達は徒歩で通学しますが、雨の日や遅刻しそうな日はタクシーを使います。
タクシーは初乗り40ペソ(約105円)と日本と比べて安いです。セブ市内は出勤ラッシュや帰宅ラッシュの時間は渋滞がひどく、乗車時間が長くなります。
フィリピンで支流の交通手段であるジプニーは初乗り13ペソ(約33.8円)から、バスは14ペソ(約36円)からととても安いので、慣れればかなり節約できます。ジプニーは排気ガスが多いこととエアコンがないため、バスの方がおすすめです。
⑨ティッシュ、トイレットペーパー、紙おむつ代 約2,000ペソ(約5,260円)
ティッシュやトイレットペーパー、子どもの紙おむつの価格は日本とほぼ同じくらいです。安くないためじっくりと比較してより安い物を買うことをおすすめします。日本と同じ紙おむつはパンパースやマミーポコが売られていますが、パンパースはアロエの香りが付いていたり、マミーポコは腰のゴムの辺りが薄かったりと日本の商品とは少し違います。

セブに来たばかりのころは日本で馴染みがあるという理由でいつもパンパースを買っていたのですが、フィリピンの紙おむつも日本と同じクオリティということに気づき、最近はいつもフィリピンの商品を買っています。パンパースより割安で買えます。
⑩その他、雑費 1ヶ月:約10,000ペソ(約26,300円)
その月によって大きく違いますが、洗剤やシャンプーなどの消耗品や衣服、散髪、レジャー費があります。
その気になる総額・1ヶ月の生活費は?...
生活費は約61,480ペソ(約161,692円)
セブシティで夫婦と子ども2人の4人家族の1ヶ月の生活費は、約61,480ペソ(約161,692円)です。
フィリピンの物価は日本より安いものもあれば、日本と同じくらいのものもあります。
なるべく出費を抑えながらよりよい生活をと奮闘しながらの暮らしは楽しくもあります。
一家族の目安の価格ですが、お役に立てば嬉しいです。
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ライター:Natsuki
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