フィリピン・セブ島2021年3月以降のロックダウン最新状況
2020年3月11日、世界保健機関(WHO)がコロナウイルスのパンデミックを宣言し、フィリピンがロックダウンを開始してから約1年が経過しようとしています。
2020年3月15日日曜日、マニラ首都圏での夜間外出禁止令が発令され、3/18にはセブ島への国内便の着陸ができなくなり、セブ島も3/29よりロックダウン。
だいぶ緩和されてはきましたが今も尚、隔離措置は継続しており、フィリピン政府は2021年3月1日~3月31日までのフィリピン各地におけるコミュニティ隔離措置を発表。
一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)のエリア
・マニラ首都圏全域
・カラバルゾン地域(地域4)のバタンガス州
・コルディリェラ行政地域(CAR)のバギオ市、アパヤオ州、カリンガ州、マウンテン・プロビンス州
・東ビサヤ地域(地域8)のタクローバン市
・バンサモロ暫定自治地域(BARMM)の南ラナオ州
・北ミンダナオ地域(地域10)のイリガン市
・ダバオ地域(地域11)のダバオ市
一般的なコミュニティ検疫(GCQ)下で、3月5日より映画館の再開が許可されました。
通達では、GCQエリアの映画館は最大25パーセントの容量でしか運営できないと規定されています。 なお、映画館での飲食は禁止されており、常にフェイスマスクを着用する必要があります。 すべての側面で1メートルの物理的距離も必要です。
修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)のエリア
・上記GCQエリア以外の全地域
セブ島も引き続きMGCQとなっており、現在もスーパーやモールなどへ入店する際には検疫パス(ID)の提示及びマスク・フェイスシールドの着用が必須の施設もあります。
一方、修正された一般コミュニティ検疫(MGCQ)エリアの映画館は、50%の容量で運営可能。
図書館、美術館、文化センターなどの運営は、GCQエリアで50%、MGCQエリアで75%のキャパシティでの営業が許可されています。
国内旅行PCR検査の陰性証明などが原則不要
これまで、フィリピン国内での旅行(移動)には、PCR検査の陰性証明書などの提示が必要でしたが、地元の観光を促進するため原則不要となりました。
IATF-EID決議101の下では、LGU(地方自治体)が旅行前に必要とする場合を除いて、必須のテストを削除することができます。
IATFはまた、旅行者が到着時に症状を示さない限り、強制検疫を廃止するようLGU(地方自治体)に指示しました。
観光局(DOT)は、旅行者の入国要件としてコロナウイルス(Covid-19)の綿棒検査を中止するかどうかは観光地の地方自治体(LGU)に委ねています。
従って、エリアによっては検査が必要な場合もあり。
3月1日月曜日、セブ市長のEdgardo Labella氏は、セブ市に向かう旅行者の要件として、リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)検査の結果を維持する意向を表明しました。
セブ市への入国の前提条件としてRT-PCRを維持することに加えて、市政府は、居住者が家の外に出る際の要件として、検疫パス(QPass)を継続することも決定。
※現在セブ島への入域には原則不要ですが、セブ市のみ引き続き検査結果が必要となります。
フィリピンの今後の動向
ドゥテルテ大統領は、200万回分のワクチンを確保すれば経済を開放すると述べました。
昨夜、中国政府より中国企業のシノバックが製造した60万回分のワクチンが到着。医療従事者を対象にワクチン接種が開始され、政府は3月末までに全国のすべての医療従事者への予防接種を終了することを目標としている。また一般・個人への予防接種は5月頃の予定。
政府は年末までに5000万から7000万人のフィリピン人にCOVID-19のワクチン接種をすることを望んでいます。
しかしフィリピン全体が元に戻るのは2023年まで待たなければならないかもしれないと付け加えた。
再び入国規制 フィリピンへの入国禁止を発表 (2021年3月19日 追記)
3月18日、フィリピン政府は、3月22日午前0時1分から4月21日23時59分まで、外国人等のフィリピンへの入国を停止することを発表。
1 3月18日、フィリピン国家タスクフォース(NTF)は、3月16日に発表したメモランダムに代わり、外国人等の入国を停止する期間を3月22日午前0時1分から4月21日23時59分までと変更することを発表しました。
また、帰国を目的とする全てのフィリピン国籍者とともに、入国規制免除対象となる外国人等についても、以下のとおり変更することも発表しました。
ア 外交官(9(e))と国際機関のメンバー及びその扶養家族で、入国時に有効なビザ(9(e)または47(a)(2))を持つ者
イ 入国時に有効なビザを持つ、外務省移民労働者担当次官室(DFA-OUMWA)、または海外労働者福祉局(OWWA)によって正式に承認された医療送還者に関係する外国人
ウ 入国時に有効なビザ(9(c))を持つ、「Green Lanes」プログラムに基づく外国人船員
エ 入国時に有効なビザを持つ、フィリピン国籍者と一緒に移動しているフィリピン国籍者の外国人配偶者及び子供
オ 入国時に有効なビザを持つ、NTF-COVID-19の議長または正式にその代理権限を与えられた代表者によって承認された、緊急、人道、及びその他の類似ケースで入国する外国人
2 また、フィリピン運輸省(DOTr)により、3月22日から4月21日までの期間中、フィリピン国籍者及び前項1該当の外国人の入国は、1日あたり最大1500人と設定されました。
今回の措置に関する不明点はフィリピン入国管理局(BI)等にお問い合わせ下さい。
3 上記2の措置により、各航空会社のフライト情報の変更が見込まれますので、ご利用予定の方は、航空会社から最新の情報の入手に努めてください。
4 在留邦人及び短期渡航者の皆様におかれては、感染予防に万全を期すとともに、コミュニティ隔離措置、感染状況、医療事情、航空便、入国に係る規制(検査・検疫措置を含む。)等に関する最新情報に引き続き注意してください。
【関連情報】
●3月18日付け、フィリピン国家タスクフォース(NTF)メモランダム(外国人等の入国停止)
https://www.facebook.com/ntfcovid19ph/photos/pcb.278490627146871/278490607146873
●3月18日付け、IATF決議第103号(外国人等の入国停止)
https://www.officialgazette.gov.ph/downloads/2021/03mar/20210318-IATF-RESO-103-RRD.pdf
(問い合わせ窓口)
○在セブ日本国総領事館
ホームページ: https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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☞フィリピンへの入国規制緩和 入国が許可されたビザ及び入国についての最新ガイドライン
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☞8/1以降のセブ島最新検疫分類及び新たに再開可能となるビジネス(ロックダウン最新状況)
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☞7/1以降のセブ島最新検疫分類及び観光産業について(ロックダウン最新状況
☞6/29よりセブ市はECQ下の中、より厳しい規制とQRパスを導入
☞6/16からセブ市はECQへ逆戻りに。その他エリアの検疫ステータスについて
☞旅行・レジャー・観光産業が再開される可能性。MGCQで大幅緩和
☞6/1に発表されたMGCQ下でのルール及びフィリピン政府が示す検疫ステータス